暑い日が続きますね。
今年は、西日本の豪雨からの猛暑日、今週は東日本に大型の台風が上陸するという事で、全国的に被害が広がりそうです。
この先も暑い日が続きそうですが、皆さんも体調にはお気をつけてください!
先日、8/4に加西市の訪問看護事業所と加西病院の「がん薬物療法認定薬剤師」の先生と緩和ケア勉強会を開催しました。
2時間程度の会でしたが、前半は薬剤師の先生に「麻薬についての講義」、後半はグループに分かれて「ガンの痛みに関する事例検討会」を行ないました。
講義の後の検討会は、知識をより自分のものにする事が出来るので、非常に意味のある勉強会となりました。
超高齢化社会におけるガン患者の増加において、痛みや苦しみなどを可能な限り少なく、ご自宅でも安心して療養して頂く事が目的です。
「麻薬を始めましょう」と言われると皆さんはどう思いますか?
恐らく「飲んでも大丈夫?」とか「そんな強い薬は飲みたくない」「依存、副作用が怖い」など思われるのではないでしょうか。
しかし、痛みというのは私達の感覚の中でも出来れば感じたくない感覚の一つです。
正しく薬を使う事で、痛みや呼吸困難から解放され、好きな趣味や家事などが出来たり、入院の回数を減らす事が出来ます。
在宅医療では、医師は1週〜2週間に1回の頻度ですが、訪問看護師さんは1週間に数回(状態によりますが…)の頻度で訪問します。
という事は、医師よりも患者さんの状態を把握しやすいという事です。
そんな患者さんに関わる頻度の高い、訪問看護師さんに痛みの評価をしてもらい、スムーズに麻薬量を調整する事が、在宅療養を希望されるガン患者さんにとって、少しでも質の高い環境が得られる手段だと思っています。
これからも定期的に勉強会を開催していこうと思います。