TOP

加西市の内科・消化器内科・循環器内科 小野寺医院

大腸カメラ

大腸カメラについて

肛門から直径は約11mmのスコープを挿入していきます。
癌などの病変が疑われる組織があれば鉗子などで採取し、診断を行っていきます。
また、ポリープを発見した場合は、ポリープの大きさによって、その場で切除することもできます。
なお挿入時は、大腸内視鏡が肛門から逆流していくのと一緒に空気も入るようになるので、お腹が張るなどして苦しい思いをすることも少なくありません。そのため、挿入時は空気の代わりに体内に吸収されやすい炭酸ガスを送気することで、できるだけハリを軽減させると共に鎮静剤も投与するなど、可能な限りリラックスして受けられる環境を整えています。

検査をする際の注意点

同検査を希望される方については、事前に診察と血液検査(感染症の有無を調べる)を行うこともあります。また常用薬のある方は、前もって報告してください。何を服用しているかわからないという場合、お薬手帳をご持参ください。血液をサラサラにする薬(抗凝固薬 など)、糖尿病の薬(インスリン、経口血糖降下薬)などは、休薬が必要となることがあります。
検査前日に関してですが、夕食はとれますが(20時頃まで)、できるだけ消化の良いものにしてください(海藻類、キノコ類、果物類は不可)。水分については、お茶や水であれば、制限はありません。
※普段から便秘が強い方には、検査 1~2日前から当院で準備してある低残渣食を摂取して頂くこともあります。
また検査当日は、朝から絶食し、大腸内視鏡検査が始まる5~6時間前から、ご自宅で時間をかけてコップ一杯程度の腸管洗浄液(下剤)をゆっくりと飲んでいきます。
その後、排便を繰り返すことになり、便の色が薄くなっていきます。便が透明になれば検査可能です。
※嘔気・嘔吐、腹痛などが出現した場合には、速やかに当院までご連絡ください。

大腸カメラ検査の流れ

2022年1月からネット予約が可能となりました。
ただし、胃カメラとは違い、検査1週間前までに一度受診して頂く必要があります。
もし、1週間前までに受診されなければ、予約が取り消されますので、ご注意ください。
1.診察(検査の1週間前まで)
問診、腹部の触診などの診察を行い、内視鏡検査に必要な血液検査を行います。
検査についての詳しい説明をいたします。
患者様のご都合の良い検査の日程を決定しご予約をお取ります。

【診察時にお持ちください】
健康保険証
服用中のお薬がある方は、お薬手帳などお薬の内容が分かるもの
検診や人間ドッグで異常を指摘された方は、その検査結果一式
2.検査前日・当日の準備
原則として、前日の食事制限は必要ありませんが、なるべく夜の9時までに食事を済ませてください。
当日の朝は食べないでお越しください。水分は、水やスポーツ飲料など、色のついていないものならば問題ありません。
服装は、なるべく楽な服装でお越しください。
タバコは吸わないでください(胃液が多くなり、検査や診断が困難になるため)。
3.検査当日
検査当日

その他の注意点

  1. 検査を終えれば、何の制限もなく食事はできます。ただ一部組織を切除した場合は、検査当日の暴飲暴食・アルコール、激しい運動は控えるようにしてください。
  2. お腹に空気が溜まっているので苦しく感じることもありますが、何回かトイレに行っている間に解消するようになります。
  3. 検査後は、できるだけ安静に努めるようにしてください

こんな症状の際に大腸の内視鏡検査をお勧めします

  • 便潜血検査で陽性の判定を受けた方
  • 便に血が混じっている(血便)
  • 便通異常(下痢、便秘、残便感、便が細い など)がみられる
  • しこりを腹部に感じている
  • 家族あるいは親戚が大腸がんに罹患している
  • 40歳を過ぎて、これまで一度も大腸内視鏡を受けたことがない など

大腸内視鏡で発見できる主な病気

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 大腸憩室
  • 感染性腸炎
  • 大腸粘膜下腫瘍 など

0790-48-3737