胃カメラ検査について
当院では、鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡を行っています。直径約3mmのスコープを鼻から挿入します。スコープの先には、CCDのビデオカメラが内蔵されており、画像をモニターで観察しながら同時に写真を撮ります。 経鼻内視鏡検査は、口から挿入する経口内視鏡に比べて「オエッ」とする嘔吐反射や不快感などの苦痛が少なく、検査中にお話しすることも可能です。全身麻酔も必要無いので身体への負担も少なく、検査後もすぐにお帰りいただくことができます。
内視鏡検査を定期的に受けておくことで、万が一胃がんになっていても早期発見の確率が大きく高まります。特に、ピロリ菌感染、慢性萎縮性胃炎のある方には、定期的な内視鏡検査をお勧めしております。
胃カメラ検査の流れ
2022年1月から、胃カメラはネット予約が可能となりました。
予約時に表示される注意事項をご確認の上、検査当日にご来院ください。
尚、普段から当院に通院されておられない患者様は、必ずお薬手帳をご持参ください。
1.診察
問診、腹部の触診などの診察を行い、内視鏡検査に必要な血液検査を行います。
検査についての詳しい説明をいたします。
患者様のご都合の良い検査の日程を決定しご予約をお取ります。
※胃カメラ検査は条件が合えば、診察後に検査を受けていただけます。
【診察時にお持ちください】
健康保険証
服用中のお薬がある方は、お薬手帳などお薬の内容が分かるもの
検診や人間ドッグで異常を指摘された方は、その検査結果一式
2.検査前日・当日の準備
原則として、前日の食事制限は必要ありませんが、なるべく夜の9時までに食事を済ませてください。
当日の朝は食べないでお越しください。水分は、水やスポーツ飲料など、色のついていないものならば問題ありません。
服装は、なるべく楽な服装でお越しください。
タバコは吸わないでください(胃液が多くなり、検査や診断が困難になるため)。
その他の注意点
- 胃カメラにて潰瘍やポリープがあれば、診断のために胃の組織を取り、顕微鏡で見る生検を行うことがあります。
- 特に痛みはありませんが、胃の粘膜を少し傷つけますので、ごくまれに出血が起こることがあります。
- 病変部位に身体に害のない安全な色素液を散布し、特殊な光を用いて強調観察することがありますが、痛みなどはありません。
こんな症状の際に胃の内視鏡検査をお勧めします
- 上腹部が痛む
- 胃の不快感がある
- 胸焼けがする
- のどまたは胸のつかえ感がある
- 吐き気、嘔吐
- 黒い便が出る
- 貧血を指摘されている
- 体重が急に減った
- ピロリ菌に感染したことがある
- バリウムによる胃の検診で異常を指摘された
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍になったことがある
- 食道がん、胃がんを治療したことがある など
胃内視鏡検査で発見できる主な病気
- 胃がん
- 食道がん
- 十二指腸がん
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 急性胃炎
- 慢性胃炎
- 胃ポリープ
- 十二指腸ポリープ
- 逆流性食道炎
- ピロリ菌感染症 など